十人十色

検索エンジンの最大手のGoogle（グーグル）が東京など国内１２都市を対象に８月に
「ストリートビュー」のサービスを開始した。
「ストリートビュー」とは、Google Mapで場所を選ぶと、撮影車が路上から撮影した
道沿いの画像が、パノラマ写真のように見られるサービスです。
しかし、このサービスがプライバシーの侵害にあたるとして物議をかもし出している。

町田市議会も地図に写真を組み合わせて誰でも閲覧できるようにしたネット上のサービスについて、国に規制検討を求める意見書を賛成多数で採択した。
「地域や個人への撮影告知も公開許可願もない」としている。
ネットのサービスをめぐり自治体の議会が意見採択するのは異例だといわれている。

私もこのサービスが始まって時々利用していた。営業で訪問先を調べるにあたりとても便利であった。
しかし、町田市議会が国に規制検討を求める意見書を提出した報道を知り、自宅の住所で調べてみるとしっかり見えるでは
ないか。私の自宅は住宅街で主要道路から500m以上離れている。「ストリートビュー」は主要幹線道路のみのサービスだと
思い込んでいたが、違ったようだ。
インターネットで生活が便利になるのは、大変良い事だけど。世の中、良い人ばかりではない。このサービスを悪用して
いろいろな事が起こることが懸念される。
しかし、意見書により屋外（公道など）での写真撮影やネット公開が全てにわたり制約されることは、あってはならないと思う。
「ストリートビュー」の利用者は会員登録制を通して、利用者が特定でき問題発生時に検証が直ぐに可能となるなど
何らかの対策は必要ではないだろうか。